宮崎市中心街にある若草通り。
中心市街地であるにもかかわらずシャッター街となりつつあるその場所。
さらにその裏に忘れられた空間がある。
宮崎在住でもそのほとんどが存在を知らず、時代に取り残されたその場所。
錆だらけのシャッターがほとんどの店舗を塞ぎ、穴だらけのトタン屋根か
らは光の差込み自分がどこにいるのかさえ曖昧な感覚に陥らせる。

それが「文化ストリート」との最初の出会いだった。

当時個展を開催中であった私はあまりにものそのビジュアルに驚き、言葉
にならない衝撃を受けた。
が、同時にどうにかしてここで何か出来ないか。ここでやったら絶対面白いことが出来る。
そう思った。

すぐに知り合いのアーティストに声をかけ、集まったのが10名。


そして始まったのが「文化ストリートアート化計画」だ。